山の状況は常に変化します。くわしくはこのウェブサイトについて
秋晴れの土曜日、日光の女峰山の尾根上にある「赤薙山」(標高約2000m)に向かったところ、
上空の寒気の影響で雪雲がかかっていました。
仕方なく、ちょっと標高を下げた1000m程度の山「鳴虫山」に登ってみました。
なかなか上りごたえがあり、道も歩きやすくわりと楽しかったのでレポートします。
ふじはらレート |
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好き度 ★★★☆☆・・・晴れていたら眺望◎、急登が多い 案内板の有無 ★★★☆☆・・・里山なので地図必須 静かさ ★★★☆☆・・・シーズンによる(この時はすれ違いは3組のみ) 眺望 ★★★★☆・・・ 晴れていたら眺望◎ 駐車場 ★★★★☆・・・無料駐車場、道沿いにトイレあり |
山名の由来
「鳴虫山(なきむしやま)」というなんだかかわいらしい名前の由来は、
この日光駅の目の前の里山に、「雲がかかると雨が降る」という
言い伝えから、雨=泣く、という連想からか、この名前が付いたようです。
詳しくはヤマケイオンラインさんに書かれています。
★ちなみに、この山はツツジが多いそうですので、6月くらいのツツジのシーズンを狙っていくのもいいかもしれません。
今回歩いたルートはこちら
(右下の「山行記録のページへ」のリンクをクリックするとヤマレコへ移動します)
登り始めの標高 527m / 最高地点の標高 1103m |
訪れた時期 2021年11月下旬 |
当日のコースタイム(寄り道したりすることもあるので参考程度に。) 07:23駐車場 – JR日光駅07:30 – 08:21神ノ主山08:25 – 09:30鳴虫山09:53 – 10:11合峰 – 10:45独標925m -12:01神橋三差路 – 12:33駐車場 |
歩行時間 約 4時間 30分 |
歩行距離 約 10.5km |
登山口までのアクセス
日光駅周辺には意外と無料の駐車場(公営など)があります。
今日の出発地「大谷川河川敷駐車場」も駅からは少し歩きますが無料なので駐車させてもらいました。
また、もう1つ道すがらにあった「上鉢石駐車場」も週末の日中は混んでいますが
早朝などは空いていると思いますので、おすすめです。
駅前を通りますので、駅前の公衆トイレが利用できます。
登山レポート
駐車場は6割くらいの埋まり具合です。
道路を渡って線路の下をくぐります。
今度は線路の上を通ります。ちょっとこわい。
駅前の公衆トイレをお借りしました。(とてもきれいです)
リオンドール(スーパー)の右わきに登山口があります。
集会場の隣の鳥居が登山口です。
※今回の登山口は若干マイナーです。
無難に行きたい方は、下記を参考に、西側の登山口からスタートしましょう。
はじめは階段の急登、それから木の根が張り巡らされた急登を登っていきます。
登山口から15分ほどで鉄塔が現れます。
鉄塔の整備のために木が切られたのか、ここからの眺めはとてもいいです。(左)
男体山や女峰山は相変わらず雪雲の中です。(右)
晴れていたらさぞきれいでしょうね!
きれいなヒノキの人工林を進みます。道は相変わらず勾配があります。
また、こちらのコースはマイナーということで看板などがなく、
間違えやすい箇所もあります。
かならずGPSなどを活用して、現在地と行先を確認しながら進んでください。(GPSを活用したおすすめのスマホアプリ)
なにやら赤い看板のようなものがあります。
この看板の付近も切り開かれており、眺望がいいです。
登山口から40~50分ほどで、メインルートと合流!
ここからは格段に歩きやすくなります笑
しかも、わたしが来た道にはロープで通せんぼしてあります(ちょっと荒れてますしね・・)
木の根がとても多く露出しているので、何度か足が引っ掛かりました。
転ばないように気を付けてください。
駐車場から約1時間で、「神主山(こうのすやま)」に到着です!
ベンチが2つ設置されており、木の間からですが、日光の街並みもちょっと見えます。
急登続きだったので、ここで休憩です。
いやしかし今日は、隣の山は雪ですし、気温も0度くらいですし、止まると急に寒いです。
落葉樹林帯では落ち葉がすごいです。。。もっふもふ。
コナラ、ミズナラ、リョウブなど・・
標高1000mを超えるとブナの木が多くみられました。こちらもまた落ち葉が多い。
けっこう樹齢がありそうな木もあります。
ルート上に小ピークがいくつもあり、「山頂か?」「山頂か!?」と何度も思いました(そして違う)
根っこの尾根は続くどこまでも・・・
鳴虫山に到着!
登山口から2時間ほどで、「鳴虫山」(標高:1103m)に到着!!
わりと眺望がよく、特に男体山・女峰山方面が開けています。
今日は見えませんが・・・・・。
ここには二等三角点があります。
木の隙間から、皇海山も見えます。(栃木・群馬の県境にある、日本百名山のひとつ)
木の葉が落ちる前は見えないでしょうね。
ここでブランチ(おにぎり)を食べます。
が、男体山方面から雪が流れてきて、寒い寒い。
さて西側の登山道を下山していきます。
こっちもこっちで急ですな~~
落ち葉があると足の置き場が定まらないので、下山は特に注意します。
事故の8割は下山時に起きますからね!
山頂から5分くらいで「合峰」(がっぽう)という看板があります。
こちらのルートも小ピークが多いです。
ちょっとした岩場もあったりして、飽きることはないです。
ほんの一部ですが、カラマツの植林もありました。
木の根がすっごいです。寒くて若干かじかんでいるので
ちょっと転びそうになりました。
山頂から約1時間ほどで「独標」(標高:925m)に到着!
特に眺望がよいというわけでもなく・・・
ちょっと一息を入れて、また出発です。
癒着しつつ元気に育っている2本の木がありました。
上る途中にたくさんの鹿のフンがありましたが、これも鹿の食害対策ですかね?
もしかしてこんなに土がむき出しなのも鹿のせいなのかなあ・・・(草も食べるので)
朴木の葉は大きい
林道と交差します。林道のわきに歩道も続きます。
9534,9533
憾満ヶ淵(カンマンガフチ)の手前に看板がありました。
神主山に「目」のマークがある・・・以前はもっと眺望がよかったんでしょうね。
憾満ヶ淵の有名なお地蔵さんです。
お地蔵さんの数を数えると、行きと帰りで数が違うとかなんとか・・・
こうやって観光を兼ねられるのも楽しいですよね。
美しい川の流れを見ながら、日光駅方面の駐車場を目指します。
こちらも有名な観光地、「神橋」(しんきょう)。結婚式してます。おめでとうございます。
メインストリート(国道119)は観光客が多いので、大谷川(だいやがわ)沿いに歩くと・・・
市営・上鉢石駐車場があります。
土曜日のお昼時なので満車でした。
女峰山方面の雲が薄くなってますが、男体山はまだ完全に雲の中です・・
大谷川河川敷駐車場まで戻ってきました。
お疲れさまでした。(寒くて体力を消耗しました。)
関連リンク
文中に登場したウェブサイトなど。
・市営・上鉢石駐車場
・分県登山ガイド 08 栃木県の山 (里山に登る際の参考にさせていただいてます!)
ふじはらレートについて このレートはふじはらが登った際の条件下(年、時期、天気、服装、アクセス方法等)に主観的に下した評価となります。たとえば、記事作成後に公営駐車場が整備されたとしても、記載がなければレートには反映されておりません。 あくまでも個人の感想とし、参考適度にお考えください。ちなみに、ふじはらが山行に行くのは自家用車が多めです。 |