登山後は伊香保温泉へGO! 水沢山(榛名山)/群馬県(22年1月)

登山レポート
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山の状況は常に変化します。くわしくはこのウェブサイトについて

群馬の小野子山(おのこやま)に登った時のことです。山頂で地元の方に近くのお勧めの山を聞いてみると、挙がったのが、榛名山を形成する山のひとつ「水沢山」。
お話によると、山頂は狭い、トレーニングにちょうどいい、駐車場が広い、人気がある、雪が少なくわりと一年中登れる山、とのこと。

とにかく地元の方に人気なら行ってみよう~ということで行ってみました。

今回のコースは「群馬県の山 (分県登山ガイド)」に掲載されている、「水沢観音」から登り、「伊香保温泉」に降りるルートを歩きました!
帰りに温泉入れるコース、最高です!

ふじはらレート
好き度      ★★★☆☆・・・冬の落葉樹歩きが楽しい
案内板の有無   ★★★☆☆・・・GPS等所持すると安心
静かさ      ★★★☆☆・・・山頂までは賑やか
眺望       ★★★★☆・・・山頂の眺望は抜群
駐車場      ★★★★★・・・公営駐車場、トイレあり
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今回歩いたルートはこちら

(右下の「山行記録のページへ」のリンクをクリックするとヤマレコへ移動します)

登り始めの標高 580m / 最高地点の標高 1194m
訪れた時期 2022年1月下旬
当日のコースタイム(寄り道したりすることもあるので参考程度に。)
水澤観音出発10:07 – 10:21林道分岐 – 10:57お休み石 – 11:30石仏 – 11:45水沢山12:26 – 13:46上ノ山 – 14:14伊香保神社到着
歩行時間 約 3時間 23分
歩行距離 約 5km

アクセス

出発地点の「水沢観音(みずさわかんのん)」へは、車の場合、関越・渋川伊香保ICより伊香保町方面へ約20分です。

公共交通機関の場合は、路線バスが利用できるようです。こちらのブログに詳しく書いてあったので、ぜひ参考になさってください。

登山口ねっと!

今回ご紹介するコースの復路は「伊香保バスターミナル」から「水沢観音」までバスで戻ることができます。(約4キロほど。)
「伊香保バスターミナル」時刻表はこちら。2022年1月現在、平日/休日ともに1日4本しかありませんので、計画的に利用しましょう。

複数名であればタクシーの利用や自家用車のデポ、健脚なら歩いて戻るのもアリです。

山のレポート

今回は、「水沢観音」の広い駐車場に駐車させてもらいます。
登山の際にはできるだけ奥に駐車し、参拝の方の邪魔にならないようにします。(ちなみに登山道の一部は水沢観音の土地なようです。)

水沢観音では駐車場の前に直売所があり、新鮮野菜だけではなく、地元・群馬の加工品なども豊富に販売しています。
私もついつい「うど」を買ってしまいました。笑

立派なトイレもあります。

しっかりお参りを済ませたら、本堂の左脇の、赤い鳥居のある階段から登山道に入ります。

飯縄(いづな)大権現様の前を通って・・・
(信州の山岳信仰に関係する神様だそうです)

舗装路(林道)を進むと、登山口があり、ここから山道が始まります。

登りはこのスラっとしたなかなかの斜度を登っていくので、
山頂までわりと傾斜がきついです笑

とはいえ、すっかり葉が落ちて明るい林内を歩くのはとても気持ちがいいので、登り始めから楽しくてテンションが上がります。
(同行した母は初めに飛ばしすぎて後半バテてました笑)

途中、水沢観音による「登山者の心得」という案内板がありました。
すばらしい登山道をだれでも歩けるように開放してくれていて、とてもありがたいです。
登山道の多くは階段になっていて、これは行政が材料を提供し、ボランティアの方が登山道の整備をしているそうです。

水沢観音を出発して30分ほどで、最初のベンチがあります。
気温が0度前後と寒いので、水分補給をして出発です。

ベンチからさらに15分ほど歩くと、「お休み石」という休憩所があり、
尾根の一部が平らになっています。ここも休憩スポットです。
ここでは野鳥に餌付けをするのが流行っているようですが、わたしは野生動物への餌付けはあまり良く思っていないのでちょっと複雑です(..)人間が楽しみたいために餌付けをしているのだとしたら、それは完全にエゴです。。野生動物の餌をとる能力を衰えさせる可能性もあります。

さて、お休み石から先は、ゴロゴロした岩も出てきたりと、さらに高度を上げていきます。

樹木に目をやると、ブナやミズナラなどが多いようです。
また、水沢観音にも少しありましたが、標高1000mを越えると雪がチラチラ出てきました。
とはいえ、1月に気軽に登れる良い山があるのはとてもありがたいことですね。

「お休み石」から30分ほど急登を登ると、突然眺望が開け、「見晴台 石仏」に到着します。
ここからは、正面に赤城山の雄大な山容を望むことができます。

振り返ると古そうな石仏があります。こちらは「薬師十二神将」というそうです。
それぞれの表情はこちらのブログに写真が掲載されておりました。

もうすぐ山頂かな~?と思いきや、山頂までまだ距離300mちょっとあるらしく、もう少し歩きます。

チラチラと北側に見える、新潟方面の山々も美しいです。
水沢山のある太平洋側の気候と違って、かなり雪が積もっています。

途中にお稲荷さんがあったりしつつ・・・

水沢山山頂(1194m)に到着!

水沢観音から1時間35分ほどで、水沢山に到着。
山頂はかなりこじんまりとしていて、休憩している方も多いです。平日はもう少し空いているかもしれません。

狭い山頂ですが、眺望は360度です!こちらは榛名山塊のほかの山々です。
一つの山と思えないくらいポコポコとたくさんあります。(語彙・・)だいたいどれも登山道があったと思いますが、どれも地形図を見ると急登みたいなんですよね・・・

群馬から富士山て、遠いですよねえ・・・ 見えますか?

山頂には三等三角点と、方位盤もあります。

さて、休憩したら、今度は「伊香保温泉」方面へ下山していきます。

往路とは違い、こちらはより登山道らしい細めの岩がちな尾根道です。
楽しさで言えば、こっちのルートの方登山らしくて楽しいかも?(下山道の後半は遊歩道なので山道の距離は短いですが。)
そして、ほとんどの方は水沢観音と山頂のピストンらしく、こちらのコースはあまり人がいません。(すれ違いは2組くらいでした)

群馬県の山」の本ではコース唯一の悪場と書いてあった「ザレ場」です。
榛名山は火山なので、火山活動の過程で出来たらしい軽石がコロコロしていて、案外歩きづらいです。

伊香保までの下山道は北側なので、登りよりも雪が残っています。
せいぜい5センチくらいなのですが、気温も低く、溶けていません。(この時は凍ってもいなかったので、アイゼンも不要でした。)

水沢山山頂から40分ほど下ると、「つつじヶ丘休憩所」というところがあり、期せずしてお手洗いがありました。ありがたや・・・

ここは眺望がよく、赤城山がバッチリ見えます。

山座同定しやすいように看板もあります。
谷川岳も見えるようなのですが、この日は雲の中でした。

「つつじヶ丘休憩所」からまた遊歩道を進みます。(もう登山道ではなく、遊歩道です)

つつじヶ丘休憩所から15分ほど歩くと車道に出て、「上ノ山公園」に到着です。
面白い形の展望台があります。

展望台からは、小野子山、子持山などが目の前に見えます。

この展望台までは、「伊香保温泉」からロープウェイが出ているので、観光客の方も気軽に登ってこれます。(意外とお客さんがいました!)
我々は、「見晴駅」の脇から階段で伊香保温泉まで下ります。

ロープウェイの見晴駅からは階段です。日陰なので雪が少しありますが、降ったばかりで凍ってはいませんでした。

水沢山山頂から1時間35分ほどで、「伊香保神社」に到着です。(写真左)
気温が低いので、手水舎から出ている水が凍っています・・・(写真右)

さて、伊香保温泉に浸かって、バスで水沢観音に戻って終了です。お疲れさまでした。

おすすめ立ち寄りスポット

伊香保温泉 石段の湯
大人410円、小人200円(2022年1月現在)で源泉かけ流しの良質な温泉に入れます。
中はこじんまりとしていますが、付近にたくさん人がいる割には中は空いていました。

水沢うどん 水香苑(すいこうえん)

水沢観音周辺には水沢うどんのお店が軒を連ねておりますが、
どこもランチ営業メインで、登山後にはほとんどのお店が営業終了していた中、
17:00まで営業していた貴重なお店です。
おうどん、天ぷら、田楽こんにゃくなどをいただきました。
お店もとてもキレイで居心地が良かったです。

文中に登場したウェブサイトなど。

伊香保温泉の日帰り温泉【最新版】おススメの21入浴施設

五徳山 水澤観世音 HP

ふじはらレートについて
このレートはふじはらが登った際の条件下(年、時期、天気、服装、アクセス方法等)に主観的に下した評価となります。たとえば、記事作成後に公営駐車場が整備されたとしても、記載がなければレートには反映されておりません。
あくまでも個人の感想とし、参考適度にお考えください。ちなみに、ふじはらが山行に行くのは自家用車が多めです。

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