山の状況は常に変化します。くわしくはこのウェブサイトについて
朝房山(朝房山)は、茨城県の水戸市・笠間市・城里町にまたがる、標高201mの里山です。
この山は丘のような高さですが、鎌倉時代の「常陸国風土記」のほか、小説「日本沈没」にも登場するなど、文化に根付いた山であることがうかがえます。水戸市・笠間市・城里町からそれぞれ山頂へ通じる道がありますが、今回は水戸市から登るルートを紹介します。
ご注意:こちらのルートはほぼ案内板がありません。訪問する際には、スマホのGPS機能などを利用して、現在地を確認しながら歩いて下さい。 →オススメのGPSスマホアプリ
ふじはらレート |
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好き度 ★★☆☆☆・・・林道歩きの距離が長い 案内板の有無 ★☆☆☆☆・・・ほぼ無し 静かさ ★★★★★・・・静かです。逆に、イノシシに遭遇注意 眺望 ★☆☆☆☆・・・ほぼ無し 駐車場 ★★★☆☆・・・ホロルの湯の駐車場をお借りできます(台数が多い場合や大型車はホロルの湯にお問合せください) |
今回歩いたルートはこちら
(右下の「山行記録のページへ」をクリックするとヤマレコのページに飛びます)
【当日のコースタイム】(寄り道したりすることもあるので参考程度に。) ホロルの湯10:00 – 10:26林道入り口 – 10:54山道入口 – 11:28山頂11:45 – 12:48県道52号との合流地点 – 13:19ホロルの湯 |
山のレポート
朝房山の今回紹介するコースは、城里町の公営浴場「ホロルの湯」が発着点です。ホロルの湯はとてもハイカーフレンドリーで、営業日であればハイキングの際に駐車可能です。(20年3月時点・ハイキングの後はぜひお立ち寄りくださいね!)
ホロルの湯までは常磐自動車道 水戸ICから約8キロほど。
「城里町健康増進施設ホロルの湯」からスタート。
まずは、藤井川ダムの橋を渡り、県道52号を目指します。
昨日ちょっとだけ降った雪がまだ少し残っていますね。
県道52号に出ました。水戸方面に歩きます。
県道52号の右側に林道の入り口があります。ホロルの湯からここまでは、30分ほど。
さあここからは林道歩きです。
おお。。。日陰はけっこう雪がありました。が、標高が低いので、積もることはほとんどありません。
広い林道を進んでいきます。上の写真、右側が隆起した岩盤ですかね?
林道を30分(1.4キロ)ほど歩き、上の写真のところから山道に入ります。
始めは人工林(針葉林)を進みます。
しだいに雑木林になります。案内板はないのですが、道じたいは歩きやすくなっています。
山頂に到着!
山道を40分(1.4キロ)進むと、山頂に到着!山頂には東屋があり、広くなっているので、一休みにおすすめです。レジャーシートを持ってきて、日向ぼっこをしてもいいかも。ほとんど眺望はありません。
「朝房山」は「浅房山」とも表記します。奈良時代に書かれた「常陸国風土記」に登場する「晡時臥(くれふし)山」はこの朝房山を指すといわれており、古くから人々に親しまれてきたことがうかがえます。また、水戸市では最高峰であり、水戸市の千波湖のほとりにある石碑に刻まれた「ダイダラボウの伝説」という民話にも登場します。
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さて、下りは南側に下山していきます。山頂直下は傾斜がきついので、気をつけましょう。写真を撮り忘れてしまったのですが、山頂には小さな祠があり、毎年地域の方で小さな御祭りをしています。こちらの道には、立派な鳥居があります。(上の写真は別の機会に撮影しました)
さて、こちらの道は、鳥居を抜けると、林道歩きになります。
林道歩きが長いので、山歩きがしたい方にはちょっと物足りないルートかもしれませんね。
この林道は、「富士カントリー笠間倶楽部」というゴルフ場に面した林道なので、ゴルフ場が間近なところも通ります。ちょっと面白いです。
山頂から40分(1.9キロ)ほど林道を歩き、左脇の笹薮のほうに折れていきます。これは本当に地図がないと迷ってしまうと思うので、お気を付けください。
けものみちや、藪漕ぎというわけではなく、きちんと歩ける道になっています。この形、ずいぶん古くから使われていそうな道です。
山道は300mほどで終わり、舗装路と民家が出てきます。道の脇に、朝房山と書かれた石碑があります。下に矢印も付いていますが、なにしろ低い山なので、ここからは山容が見えません・・・笑
500mほど進むと、県道52号と合流します。
あとは、ホロルの湯まで、30分~40分程度歩き、来た道を戻ります。
山の近くの立ち寄りスポット
今回の発着点、ホロルの湯は1階にレストラン、温浴施設、売店、プール、2階に食堂とフィットネスなどがある複合施設です。とてもきれいなので、山に来たらぜひ立ち寄ってみてください。それと、ホロルの湯から2キロくらいの場所にあるお蕎麦屋さん与三郎庵さんのお蕎麦も美味しいので、お蕎麦ならこちらもおすすめ。
ホロルの湯から900mほど先には、城里町総合野外活動センターふれあいの里というキャンプ場があります。ここを拠点に、茨城の山々を周るのもおすすめです。シーズンは込み合いますが、里山の登山シーズンである冬などは閑散期で静かに過ごせると思います(^^)
関連リンク
ふじはらレートについて このレートはふじはらが登った際の条件下(年、時期、天気、服装、アクセス方法等)に主観的に下した評価となります。たとえば、記事作成後に公営駐車場が整備されたとしても、記載がなければレートには反映されておりません。 あくまでも個人の感想とし、参考適度にお考えください。ちなみに、ふじはらが山行に行くのは自家用車が多めです。 |