山の状況は常に変化します。くわしくはこのウェブサイトについて
みなさん、東秩父村はご存知ですか?
東秩父村は、埼玉県の秩父地方、奥武蔵と呼ばれる地域の町です。
今回は、東秩父村にある大霧山(おおぎりやま)をご紹介します。歩きはじめから山頂まで約50分と、気軽なトレッキングに最適な登山コースです。(バスで行く場合はもう少しかかります)
ふじはらレート |
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好き度 ★★★★☆・・・歩きやすい&眺望有り 案内板の有無 ★★★★☆・・・道は明瞭 静かさ ★★★☆☆・・・わりと静か(奥武蔵全体がわりと静かw) 眺望 ★★★★☆・・・山頂は好展望! 駐車場 ★★☆☆☆・・・数台駐車可能 |
今回歩いたルートはこちら
(右下の「山行記録のページへ」のページに飛ぶとヤマレコのページに飛びます)
登り始めの標高 547m / 最高地点の標高 766.7m |
訪れた時期 2020年5月中旬 |
当日のコースタイム(寄り道したりすることもあるので参考程度に。) 首都圏自然歩道休憩地09:50 – 10:03粥仁田峠 – 10:45大霧山11:06 – 11:36桧平 – 11:49旧定峰峠12:20 – 12:38桧平12:39 – 13:06大霧山13:12 – 13:42粥仁田峠13:43 – 13:54首都圏自然歩道休憩地 |
歩行時間 約3時間 |
歩行距離 約6.5km |
山のレポートとアクセス
大霧山の今回紹介するコースは、埼玉県東秩父村の首都圏自然歩道休憩地からスタート。ここまでは関越自動車道の嵐山小川ICから約21キロです。
公共交通機関を利用しての登山も可能です。イーグルバスさんの「橋場」バス停が最寄です。くわしくはこちらをご覧ください。
本日もマイカーで山に向かいます。正面の山が大霧山かなあ。かっこいい山容です。
じゃん!!よく晴れた日に、首都圏自然歩道休憩地という名前の付いたスポットから登山スタート。ちなみに、ここは大型の駐車場ではないので、休日などの混雑時は、片道4キロほど車道歩きが加わりますが、橋場駐車場、もしくはぐるっと周回歩きをしてヤマメの里公園駐車場に停める方法もあります。(夏は暑いから気を付けてね)
ところで、ここからもう景色が素晴らしいのです。それには理由がありまして・・・
山の広い範囲が「秩父高原牧場」さんなんです。ちょうど朝ごはんの時間なようで、山中から牛が集まっていました。観光スポットですね。道路から見えます。牛が見たい人は問い合わせてみて下さい。
さて、粥仁田峠(かゆにたとうげ)までは700mほど車道歩きです。ただ森の中なので、暑くはありません。
粥仁田峠までの間に、山道がいくつかあり、「そっちじゃないよ!」という注意書きの看板をいくつか見かけました。
歩きはじめて10分ほどで、登山口である「粥仁田峠」に到着!東屋や、看板などがあります。
登山コースの略図があります。ちょっと見てみます。
ここ(粥仁田峠)から大霧山山頂までは1.2キロの道のりです。でも、この案内板に載っている「山十前バス停」って・・・地図的には、「橋場」バス停ですかね。昔の名前かな。「白石」バス停は今もあります。
さて、登山スタート。幅が広く、案内板も豊富で整備された登山道です。
地図を見ると、山頂まではずっと尾根道。風邪が通る気持ちの良い道です。
これは、調べたら「オトコヨウゾメ」という木の花のようです。白くて可憐です。
こちらはこれから咲きそうな、「コアジサイ」。野生のアジサイは葉がフワフワしています。
尾根道は日当たりがいいからでしょうか、落葉樹の花がたくさんあります。
気持ちのいい道も続きます。
登山口から20分くらい歩くと、木が伐採され、眺望がよくなっている場所がありました。
登山道の至る所に岩盤が覗いています。
途中、「外秩父七峰縦走ハイキングコース」の看板が。定期的にトレランレースもやっているようですね。G5とはなんぞや。
なだらかな道に出ました。
これは、調べてみると「ガグウツギ」というアジサイの一種だそう。野生のアジサイですね。カワイイ!
野生のアジサイについてはこちらのウェブサイトがとても分かりやすいです。
可憐な「チゴユリ」。
山頂直下だけ少し傾斜がきついです。山頂まであと少し!
大霧山山頂に到着!
歩き始めてから約50分で大霧山の山頂に到着!ここだけ木が伐採され、とても眺望がいいです。
三等三角点とベンチがあります。
ここからの「展望案内」。
同じく秩父の両神山。
見えますでしょうか?幻のようにうっすら見えているのは茅ヶ岳?八ヶ岳?
山頂はこんな感じで日影にもベンチがあります。低山なので、秋~春が良さそうです。
さて、お昼ご飯を食べたところで、出発!ここまで歩きはじめて1.7km。さすがに歩き足りないので、今日は「旧定峰峠」まで足を延ばします。「定峰峠」より手前にあるところです。
こちらの道もとても良い道です。でも、人工林が多いかな?
山頂直下が少し急勾配で、トラロープが張ってあります。
柏の木かな?がよく見られました。よく日光を通して、木漏れ日が心地いいです。
登山道の脇はすぐ牧場の敷地なようで、長い区間、柵がありました。
柵の向こう牧草地越しに見る景色が最高です!笑
猟師さんへの注意書きがあります。「ハンターの皆さんこの付近に猟銃禁止区域があります。狩猟に注意しましょう。埼玉県」だそうです。猟期にはハイカーの皆さんも気を付けましょうね。おおむね11月中旬~3月中旬が主な害獣駆除期です。
定峰峠はコッチで、旧定峰峠もコッチ。手作り看板、ありがたや。ちなみに、この看板のあるところに、ベンチがいくつか設置してあり、休憩ができます。ここまで、山頂から約30分です。
ここも「関東ふれあいの道」に指定されているようです。関東ふれあいの道になっているところは、整備されていて歩きやすいところが多いですね。
「旧定峰峠」に到着!
じゃん!大霧山山頂から約45分ほどで、「旧定峰峠」に到着です。峠の部分だけ、岩の岩盤が切り取られています。すごい。
旧定峰峠には、立派な祠がありました。道行く旅人を見守ってくれているんですね。木漏れ日が当たって、なんだか神々しいです。
峠道はいまでも使えるようで、「G1 経塚へ バス停へ」と看板があります。
ダイダラボッチはどこにでも伝説がありますね。ほんとにいたのかなあ。ダイダラボウの伝説はこの山にもあります。
さて、今日のトレッキングはここまで。持ってきたサーモボトルのお湯でコーヒーを淹れて休憩。
今日はピストンで元来た道を戻ります。
地面の岩、なんだか鉱脈がありそうな色をしています。
「旧定峰峠」から約45分で「大霧山」山頂に戻ってきました。
往路と同じ、歩きやすい道を下っていきます。
2回目の大霧山山頂から約20分で、「粥仁田峠」の登山口に到着。
登山口から10分ほどで「首都圏自然歩道休憩地」に到着。お疲れ様でした。
おわりに
今回は秩父の「大霧山」にお手軽に登るコースを紹介しました。例年であれば、5月頃に天空のポピーや芝桜の丘などのイベントを催している地域です。
見応えがあって、とても素晴らしいので、再開した折にはぜひこちらにも足を運んでみてくださいね(^^)
関連リンク
文中に登場したウェブサイトなど。
ふじはらレートについて このレートはふじはらが登った際の条件下(年、時期、天気、服装、アクセス方法等)に主観的に下した評価となります。たとえば、記事作成後に公営駐車場が整備されたとしても、記載がなければレートには反映されておりません。 あくまでも個人の感想とし、参考適度にお考えください。ちなみに、ふじはらが山行に行くのは自家用車が多めです。 |