意外ときつかった・・・一切経山&東吾妻山/福島県(20年8月)

登山レポート
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山の状況は常に変化します。くわしくはこのウェブサイトについて

「魔女の瞳」という青いカルデラ湖で有名な、福島県福島市と猪苗代町にまたがる一切経山。
8月某日にぜひその絶景を見たい!と訪れたものの、ガスガスで山頂の眺望はほぼゼロ。↓

諦めきれずに、天気がピーカンの日を狙ってまた行ってきました。
ついでに、トレーニングを兼ねて、おとなりの「東吾妻山」にも足を運んだので、そのレポートをします。(一切経山は三百名山、東吾妻山は百名山に数えられます)

ふじはらレート
好き度      ★★★☆☆・・・東吾妻山の登山道は岩がゴロゴロ
案内板の有無   ★★★☆☆・・・東吾妻山から先は分岐多数
静かさ      ★★★☆☆・・・一切経山は登山者多数、東吾妻山は比較的静か
眺望       ★★★★☆・・・晴れていれば山頂は抜群
駐車場      ★★★★★・・・駐車場(¥500)、トイレあり
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今回歩いたルートはこちら

(右下の「山行記録のページへ」のリンクをクリックするとヤマレコへ移動します)

登り始めの標高 1575m / 最高地点の標高 1975m
訪れた時期 2020年8月下旬
当日のコースタイム(寄り道したりすることもあるので参考程度に。)
浄土平ビジターセンター08:51 – 09:33酸ヶ平避難小屋09:34 – 10:04一切経山10:13 – 10:38酸ヶ平避難小屋10:39 – 11:07姥ヶ原分岐 – 11:45東吾妻山12:06 – 12:19展望台12:20 – 13:08景場平 – 13:43鳥子平 – 14:24吾妻小舎14:30 – 14:44浄土平ビジターセンター
歩行時間 約 5時間 14分
歩行距離 約 12.3km

山のレポートとアクセス

今回紹介するコースは、福島県福島市の浄土平ビジターセンターからスタート。ここまでは磐越自動車道磐梯熱海ICから車で約45キロ、1時間ほどです。(東京方面からの場合)

平時は福島駅からの公共バス「スカイライン循環」が出ているようですが、2020年度は運行中止だそうなので、レンタカーもしくはマイカーで行く必要があります。
詳しくは福島交通(株)のこちらのページを参照ください。

浄土平ビジターセンターには、レストハウスも併設されており、駐車場・トイレは24時間利用可能で、整っている代わりに駐車料金が1回500円かかります。このお金は、整備費用に使われるそうです。

900mほど離れた兎平駐車場という無料の駐車場もあります。が、車道歩きが嫌だったので、お金を払って駐車します。笑

一切経山の上には雲はなく、眺望が期待できそうです!!

トイレを済ませ、さっそく歩き始めると、さまざまな植物が出迎えてくれます。

イタドリの実かな?
エゾリンドウ(多分)
ヤマハハコ

一切経山は直近だと明治26年に噴火しており、現在も有毒なガスが噴出しているそうです。

歩きはじめて10分程度で、若い森を通過します。これも噴火の影響でしょうか。

分岐があります。今日は「酸ヶ平(すがだいら)」方面へ。前回は「姥ヶ原」方面に行きましたが、こちらも良い道でした。

振り返ると、「吾妻小富士」がきれいに見えます。吾妻小富士は1時間程度でお鉢めぐりができる、気軽な山です。こちらは約6000年前の噴火でできたそうです。

年季の入った(老朽化した?)階段を上ります。

たまに穴が開いています。

ゴヨウマツ(もしくはキタゴヨウ)のマツボックリ
アキノキリンソウと花の終わったマルバシモツケ

出発から40分ほどで「酸ヶ平(すがだいら)」に到着。案内板が曲がっているように見えるのは、目の錯覚ではありません。笑

酸ヶ平には避難小屋があり、新しそうでとってもきれいです。チップトイレもあります。県の説明ページには、宿泊禁止とは書いていませんでした。

ゴロゴロとすべりやすいザレ場を登り、振り返ると「鎌沼(かまぬま)」が見えます。名前の由来は、鎌の形に似ているからだそうですが、なるほど湾曲してます。青くてきれいです。

軽石は軽い!

一切経山 山頂に到着!

出発から1時間15分ほどで一切経山の山頂1949mに到着です。時間は短いのですが、ザレ場の登りが意外とキツかったりします。

山頂には一等三角点があります。そしてお待ちかね・・・

前回はガスで見られなかった、「魔女の瞳」こと、五色沼です。美しいですね。ちなみに、この沼をのぞき込むときの斜面がけっこうな斜度で、若干こわいです。落ちた人はいないんだろうか・・・

山頂の眺望はよく、次に向かう「東吾妻山」もくっきり見えます。また「酸ヶ平」まで戻ります。

酸ヶ平から先はしばらくの間、木道歩きです。右側の山は「前大巓(まえだいてん)」です。前大巓は「山と高原地図」には登山道が記載されてません。

「鎌沼」は近くまで行くことができます。とても透明度が高いだけに、酸性だそうなので、飲まないでくださいね。

この日は日差しが強かったので、偏向サングラスを使っていたんですが、さすが偏向レンズ!!かけた方が、水の中はよく見えます。笑

酸ヶ平から20分ほどで、「東吾妻山」との分岐があります。看板の表記が、「鎌沼」と「谷地平・東吾妻山」なので、「え?鎌沼って今通ってきたじゃん!」となるので、「浄土平はどっち?」と聞かれました。笑

現在地がわからないのは危ないですけどね。

東吾妻山方面へ進み、階段を登ると、また木道が続き正面には東吾妻山がドーン。

こちらはエゾオヤマリンドウでしょうか。エゾリンドウとは花の付き方も違うし、葉の色も濃いような気がします。似てますけど

さて、いよいよ東吾妻山に登っていきます。大きな岩や倒木が多く、けっこう歩きづらいです。さらに、樹林帯なので、ツガなどで鬱蒼としていて、「眺望マダー?」となります。

ハリブキ
モミジカラマツの葉
ガンコウランと丸い葉はなんだろう
オオシラビソかなあ?
オオカメノキ
ネズコかなあ

「東吾妻山頂」の案内板が出てきたら、山頂はすぐそこです。
ちなみに、この案内板が斜めに見えるのも、目の錯覚ではありません。笑

豪雪地帯だから、雪で曲がるのかなあ。

東吾妻山の山頂に到着!

一切経山山頂から約1時間半で、「東吾妻山(ひがしあずまやま)」の山頂に到着!こちらには、三等三角点があります。山頂は広く、眺望もバッチリです。登山道は樹林帯で、山頂だけ木がないのが不思議です。冬の強風などのせいでしょうか。。。

「一切経山」の山頂ほどではありませんが、こちらも4~5組ほどいらっしゃって、みなさん思い思いに景色を楽しんでいました。

手前が「西吾妻山」
さっき行ってきた一切経山方面
裏磐梯の桧原湖、小野川湖、秋元湖
メイゲツソウ(ベニイタドリ)かな?

お昼ご飯を食べたら、下山開始です。南東方面に下ります。下り始めるとまたすぐに樹林帯です。

山頂から10分ほど下ると、木道が現れ、「展望台」の文字。寄ってみます。

こちらが、展望台からの景色。山頂とあんまり変わらないかな・・・・?

展望台の周辺も、湿地になっています。

木道は終わり、また山道を下ります。火山だったのね~~~~~~と感じるような大きい岩がゴロゴロしていて、やはり歩きづらいです。

疲れていて、なにか確かめなかったんですが、これはなんだったんだろう・・・・

転がる杭。

山道を30~40分下ると、また木道が現れました。「景場平(けいばだいら)」です。景場平は、吾妻山系でもっとも発達した高層湿原だそうです。(出典:パークナビ浄土平・裏磐梯

振り返ると、いま下ってきた東吾妻山がニョーンとたたずんでいます。このやさしげな山容に対して、登山道がごつい。

景場平の案内板

景場平の沼。というか池塘(ちとう)か。火山の影響で土壌が酸性で、さらに標高が高かったりして気温が低いと、微生物が少なくて分解が進まないので、死んだ植物が泥になって、また酸性のガスを出すという循環で、ドロの層が厚くなっていきます。

歩きやすい木道が続いてほしい・・・という願いもむなしく、また石ゴロゴロの登山道を進んでいきます。ハシゴも2か所ほどあり。

コケに覆われた石がめっちゃすべるのご存知ですか?

県道7号線に出ました。

イマココ!「鳥子平登山口」です。道路を渡って、「東北自然歩道」に入ります。

「鳥子平(とりこだいら)湿原」です。こちらは、これまでより小規模な湿原です。

そして木道はすぐに終わり、起伏こそほとんどありませんが、うっそうとした山道を進みます。

道の脇にミズバショウらしい葉
花が終わったゴゼンタチバナ
ナナカマドかな?紅葉が綺麗です
美しく赤いきのこ
新しい橋もありました
オオシラビソなどの大木が目立ちます

14:24、「吾妻小舎(あずまごや)」&「浄土平野営場」までやってきました。

「浄土平野営場」の施設のようです。コースの脇にあります。

浄土平野営場の案内です。

こちらは吾妻小舎(あずまごや)さん。こちらもコース脇にあります。ロケーションがすてきですね。

さて、「浄土平ビジターセンター」まであと少し!!

車に気を付けて、再び県道70号線を渡ります。左側の山は、朝登った一切経山ですが、雲が出てきたようです。

ヒキガエルを見て、
鉄分で赤く染まった川を渡ったら、

浄土平ビジターセンターの駐車場が見えてきました。お疲れ様でした!

余談ですが・・・

東吾妻山(1975m)の山頂には木がない理由が知りたかったので浄土平ビジターセンターの職員の方に聞いたところ、「森林限界だからだよ~」と言われて、納得してしまったのですが、よく考えたら山頂が樹林の西吾妻山(2035m)の方が標高高いじゃん。。。ということで謎が解けませんでした、、(ご存知の方いたら教えてください)

おすすめ立ち寄りスポット

道の駅つちゆ

道の駅つちゆさんは、浄土平から車で40分と距離がありますが、食堂、売店、トイレが併設されており、食事はお手頃でボリューム満点です。

わたしがこの道の駅で一番好きなのは、桃の直売です。シーズンの日中になると、おばさんが外で試食販売をしており、この桃がとても美味しいので、近くに行ったらかならず買っています。(店内で販売している桃農家さんとは別かな?)

岳温泉 岳の湯(だけのゆ)

岳温泉 岳の湯さんは、硫黄泉が濃くて大好きです。こちらも少し距離がありますが、入浴料が350円(2020年8月現在)で銭湯より安く、さらに10時~19時までと遅くなっても入れるのがありがたいのでこの付近に来たら寄ってしまう温泉です。場所はこちら

関連リンク

文中に登場したウェブサイトなど。

浄土平を管理している自然公園財団によるウェブページです。最新情報が掲載されているので、お出かけ前にチェックすることをオススメします。
www.bes.or.jp
福島河川国道事務所によるウェブサイトです。出発の際の現地の天気チェックに役立ちます。
www.thr.mlit.go.jp
浄土平ビジターセンターの駐車料金を払いたくない人向けの無料駐車場です。(語弊あり?)
goo.gl
福島交通からの新着情報を掲載。路線バス、高速バス、飯坂電車、貸切バスごとの最新情報を随時掲載。2020年度『スカイライン循環』運行見合わせについて
www.fukushima-koutu.co.jp
「おすすめ立ち寄りスポット」で紹介している道の駅つちゆさんの紹介ページです。
f-road.info
「おすすめ立ち寄りスポット」で紹介している岳の湯の場所です。
goo.gl
ふじはらレートについて
このレートはふじはらが登った際の条件下(年、時期、天気、服装、アクセス方法等)に主観的に下した評価となります。たとえば、記事作成後に公営駐車場が整備されたとしても、記載がなければレートには反映されておりません。
あくまでも個人の感想とし、参考適度にお考えください。ちなみに、ふじはらが山行に行くのは自家用車が多めです。

ふじはら

2012年、大人になってから初めての登山として行った八ヶ岳(山梨県)で自然のすばらしさに感銘を受ける。 2016年-2019年の4年間を茨城県城里町で過ごし「しろさと里山めぐり」という地域発掘ハイキングイベントのスタートに携わる。森林インストラクター・登山ガイドⅠ資格を取得。

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