山の状況は常に変化します。くわしくはこのウェブサイトについて
この日の前日、わたしは沼津におりました。
明日どこに登ろう・・・・せっかくだから近くで、景色がいいところがいい。(いつもだけど)
沼津のハイキングマップと、YAMAPの静岡の登山記録を見ていたら、やたらと景色が良くて、快適そうな尾根の写真を発見。
それが「達磨山」でした。
ふじはらレート |
---|
好き度 ★★★★☆・・・楽で景色のいいハイキング 案内板の有無 ★★★★☆・・・道は明瞭 静かさ ★★★★☆・・・時期によるがこの日はかなり静かだった 眺望 ★★★★☆・・・富士山と駿河湾の展望良し 駐車場 ★★★☆☆・・・公営駐車場は複数あるがトイレがあまりない |
今回歩いたルートはこちら
(右下の「山行記録のページへ」のリンクをクリックするとヤマレコへ移動します)
登り始めの標高 400m / 最高地点の標高 981.8m |
訪れた時期 2022年1月上旬 |
当日のコースタイム(寄り道したりすることもあるので参考程度に。) 大曲茶屋10:03 – 10:47船原峠 – 11:38土肥駐車場 – 11:48伽藍山 – 11:53小土肥駐車場 – 12:12古稀山 – 12:27戸田駐車場 – 12:43達磨山12:56 – 13:24小達磨山 – 13:53戸田峠 – 14:08金冠山 – 14:23戸田峠バス停 |
歩行時間 約 3時間 45分 |
歩行距離 約 11.8km |
アクセスと駐車場
自家用車
車の場合は以下の駐車場が利用可能です。駐車場がちょこちょことあるので、好きな場所に駐車できますが、コースはピストンになります。(行って帰るコース)
①西伊豆スカイライン 土肥駐車場 (トイレ無し)
②西伊豆スカイライン 小土肥駐車場(トイレ無し)
③西伊豆スカイラン 戸田(へだ)駐車場(トイレ無し)
④だるま山高原レストハウス(トイレあり)
電車・バス
今回私は公共交通機関を利用しました。
JR三島駅から伊豆箱根鉄道に乗り換えて終点の「修善寺(しゅぜんじ)駅」下車。
路線バスで「大曲茶屋(おおまがりちゃや)」下車。運賃830円。(現金のみ)
復路(帰り)は「戸田峠(へだとうげ)」からバスで「修善寺駅」。運賃750円、現金のみ。
車内の両替は1000円札のみ可能。
(情報は2022年1月現在)
時刻表はこちらで検索!↓
・東海バスー時刻・運賃検索
「運行時刻・経路・運賃検索」のページより停留所の名前を入れると最新の時刻表も閲覧できます。
達磨山 登山レポート
修善寺駅の構内にはコインロッカーとセブンイレブン、とてもきれいなトイレがあります。
余計な荷物は預け、足りない食糧が買えるのはありがたいです。
今回のコースは最後までトイレがないので、かならずバスに乗る直前にトイレにもう一度行くことをおすすめします。
「大曲茶屋」に行くバスはこの「松崎行」です。(写真左)見ての通りめちゃくちゃ本数が少ないです。今日は9:30発に乗ります。
バスは現金のみです。停留所のすぐ後ろの「バス案内所」で事前に乗車券を購入できます。(写真右)
バス時間まで暇だったので往路は乗車券を買ってみました。
修善寺駅からバスで30分ほどで「大曲茶屋」に到着!!(現在茶屋はありません。)
ヤマレコの登山記録も多かったし、結構人いるかな~~?と思いましたが、バスの乗車人数じたいが5人ほどで、登山客は私一人でした。(日曜日なのに・・・)
ここから「船原峠(ふなばらとうげ)」まで3キロほどぼーっとしながら(車に気を付けて)車道を歩きます。
途中、道路わきのワサビ田を見つつ・・・(ここ伊豆市はワサビの生産が盛んなようです。)
途中から県道に入り、ここからはだいぶ車通りも少なく静かです。(というか誰もいない・・・)
バス停から45分(3.1キロ)ほどで「船原峠(ふなばらとうげ)」に到着。
看板によると、今日歩くコースは天城峠から修善寺虹の里(テーマパーク)まで続く遊歩道の一部なようです。
階段を上ると、遊歩道が始まります。
ここから先は、遊歩道→車道→遊歩道→車道・・・と伽藍山(がらんやま)までは車道に出たり入ったりします。
遊歩道というだけあって、かなり歩きやすく整備されています。(階段はきつかったりしますが)
ここまで歩いている人には一人も会っていません笑
車道に出ると、駿河湾がきれいに見えて癒されます。そしてまた遊歩道へ。
西伊豆スカイライン 土肥駐車場へ到着!
車が2台、バイクが1台止まっており、ここも駿河湾の眺望があります。
駐車場からまた遊歩道へ。
戸田峠とかいてへだとうげと読みます。
ここからの道は素晴らしいです。
木の階段を上り、振り返ると駿河湾の絶景が広がっています。
左右はわりと背丈の高い笹原になっているようです。
伽藍山(がらんやま)に到着!
伽藍山に到着!といいつつ、看板は県道の目の前に立っており、山頂感はあまりありません。
いったんまた車道に出ると、伽藍山のすぐそばには「西伊豆スカイライン 小土肥駐車場」がありました。県道の脇に数台停められます。
車道から遊歩道に戻ります。
笹の背丈の高いこと・・・どなたかが笹を刈ったりしてくれているんでしょうね。遊歩道の整備ありがたいです。
気が付くと、前方に富士山が見えてきました。
この日は曇り予報で、朝から富士山が見えず、まったく期待していなかったので本当にうれしいです。
この日は1月上旬でしたが、例年富士山の静岡側(南側)の斜面は、山梨側(北側)と比べて雪が少ないそうです。たしかに、山梨側斜面はこの時期真っ白ですよね。
写真左がこれから行く名もなき丘で、写真右が達磨山です。
名前の由来は「山容が座禅した達磨大師に似ている・・・」とのことですが、見えますかね、、
ちなみに今日歩く縦走ルートはすべて昔の「達磨火山」のカルデラを囲む外輪山の名残の一部なようです。
古稀山(こきさん)に到着!
古稀山はさほど広い山頂ではありませんが、眺望がすばらしいです。
どう素晴らしいかというと・・
目の前に駿河湾と富士山が一度に見られる広々とした眺望がすばらしいです。
達磨山の笹原もいい感じです。
達磨山の手前には「西伊豆スカイラン 戸田(へだ)駐車場」があります。こちらも県道脇に数台停められます。
駐車場には「戸田周辺観光マップ」がありました。
左下の「くるら戸田」が気になりますが車じゃないのでまた今度。
「くるらへだ」って平仮名にするとなんのこっちゃですね(いい意味で)
“「くるら」は沼津方言で「来るでしょう?」の意。” デジタル大辞泉プラスより
達磨山に登り始めて振り返るとこんな景色です。
達磨山に家族6人くらいで登っているファミリーがいました。
地元ではちょっとしたお出かけ先として親しまれているのかもしれません。
達磨山(だるまやま/981m)に到着!
戸田駐車場から段差の大きな階段を15分ほど登ると、達磨山に到着です。
山頂はさほど広くありませんが、富士山や駿河湾など、360度の眺望があります。
笹原と富士山は独特な風景です。1000mに満たない場所としては、珍しいと思います。やはり火山の影響でしょうか。
こちらは戸田漁港です。すぐ目の前に見えます。
ちなみに山頂には人はおらず、独り占めです。
この達磨山の稜線は冬は風が強いことで有名なようで、この日もまあまあ風がありました。が、前日はさらに強風だったとYAMAPの登山記録に書いてありました。でも景色は冬の方がいいし、難しいですね~。とにかく防寒して歩けば間違いなし!
止まっていると寒いので、10分ほど休憩して次の「子達磨山」を目指します。前方から登山客が来ますが、基本的には皆さん軽装です。
こちらは子達磨山に登る途中に振り返って撮影した写真です。
この景色を見て、長野の渋峠(標高2000mくらい)に似ているなあと既視感をおぼえました。
ちょっと似ていませんか?
さて、子達磨は少し木が出てきます。
こちらも道はよく整備されており、階段を登ると・・・
子達磨山(こだるまやま/890m)に到着!
達磨山から30分程度で子達磨山に到着。
ここは笹や木に覆われ、眺望がありません。さらっと通過します。
数日前に雪が降ったようで、日陰には雪が少し残っています。
アイゼンやスパイクは不要ですが、ズルズル滑るので、それだけ注意して進みます。
前方に富士山があり、富士山に向かって歩くのはとても気分がいいです。
こちらはチョコレートコーティング溶けた雪でドロドロになった靴です。
ゲーターを持ってくればよかったです。
土が細かい粘土質なので、余計にネットリ感があります笑
アセビとウバメガシのトンネルです。独特の景観②。
子達磨山から30分ほど歩きやすい道(だけど下は粘土)を進むと、「戸田峠(へだとうげ)」に到着!
バス停、案内板、駐車場があります。トイレはありません。
ここでハイキング終了してもいいし、レストハウスまで歩いてもいいし(後述)、金冠山に登ってきてもいいという三択。
帰りはここからバスで帰ります。
次のバス時間まで40分くらい時間があるので、
オマケ(?)の金冠山(きんかんやま)にも立ち寄ることにしました。
車止めを越えて登っていきます。
はじめは舗装路、そして芝の道を進み、山頂直下は少しだけ登山道風になります。
金冠山(きんかんやま/816m)に到着!
戸田峠のバス停から15分ほどで金冠山の山頂に到着!
ここが一番富士山に近いこともあり、絶景です。
この日の前日に歩いた「沼津アルプス」が富士山の東側に見えます。こちらも歩きごたえのあるいいコースでした。
金冠山 山頂の様子です。結構広く、景色がいいので、ピクニック気分で来るのもいいかもしれません。バス停から15分ですし。(この時は誰もいませんが・・)
私はバス時刻の関係で、泣く泣く戸田峠からバスに乗ってしまいましたが、
1.5キロほどこのまま歩くと「だるま山高原レストハウス」まで行けます。
そこはトイレ、売店、軽食、駐車場などあるようです。
※ちなみに、バス停に書いてありますが、バス停の看板が片側にしかないので、修善寺行のバスに乗る際は看板の反対車線でお待ちください。
おすすめ立ち寄りスポット
伊豆で最も古いと言われる温泉地です。
修善寺行のバスの途中にあるので、途中下車して汗を流すのもおすすめです。
(一番安い日帰り温泉施設は入浴者のマナーが良くなかったので、別の施設をお勧めします。)
修善寺と日枝神社はとても素晴らしくおすすめです。
(写真は日枝神社の杉の大木)
関連リンク
文中に登場したウェブサイトなど。
・達磨山ハイキング(伊豆市 観光情報サイト)
伊豆市による山の紹介ページです。山とコースタイム等が詳しく紹介されています。
・東海バスー時刻・運賃検索
「運行時刻・経路・運賃検索」のページより停留所の名前を入れると、アイコンから最新の時刻表も閲覧できます。
ふじはらレートについて このレートはふじはらが登った際の条件下(年、時期、天気、服装、アクセス方法等)に主観的に下した評価となります。たとえば、記事作成後に公営駐車場が整備されたとしても、記載がなければレートには反映されておりません。 あくまでも個人の感想とし、参考適度にお考えください。ちなみに、ふじはらが山行に行くのは自家用車が多めです。 |