山の状況は常に変化します。くわしくはこのウェブサイトについて
鶏足山(けいそくさん)は茨城県城里町と栃木県茂木町にまたがる標高430mの里山です。登山できるルートの数が多く、組み合わせ次第で10ルート以上あります。
主な登山道はこちらなどから見ることができます。コース名はこちらを参考にしています。
今日は、ふじはらがおすすめする「ぐしが峰コース→富士が平山コース」のようすをお伝えします。
ふじはらレート |
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好き度 ★★★★☆・・・山全体の雰囲気がいい 案内板の有無 ★★★☆☆・・・案内板のない分岐が多数あるので注意 静かさ ★★★☆☆・・・ルートによって登山者が異なる 眺望 ★★★★☆・・・山頂の眺望は抜群 駐車場 ★★★★☆・・・時間制限なしのトイレ付公営駐車場あり |
今回歩いたルートはこちら
(右下の「山行記録のページへ」のページに飛ぶとヤマレコのページに飛びます)
【当日のコースタイム】(寄り道したりすることもあるので参考程度に。) 鶏足山駐車場11:00 – 12:29三角点 – 12:40鶏足山13:07 – 13:12三角点 – 13:35赤沢富士(富士が平山) – 14:04鶏足山駐車場 |
山のレポート
鶏足山の今回紹介するコースは、城里町の公営駐車場からスタート。ここまでは常磐自動車道 水戸ICから23キロほどで、さほど大きな駐車場ではありませんが、きれいな水洗トイレもあります。
こちらは鶏足山までの道すがらで撮影した稲藁。ちょうど9月で稲刈りシーズンです。稲藁は、植物のまわりに敷くことで、雑草を減らしたり、土が高温になるのを避けたり、霜が降りるのを遅らせたりするのに使えるようです。
出発前に鶏足山駐車場にて。後ろに映るのが、これから登る鶏足山です。駐車場の脇は、お茶の木が植えられ、「七会茶(ななかいちゃ)」というお茶になります。美味しいです。
さて、スマホアプリ「ジオグラフィカ」で現在地を確認しながら、車道を歩きます
道路沿いに「鶏足山裏登山口」と書かれた案内板があり、ここから山に入っていきます。
はじめは砂利敷きの林道をいきます。
右側に少し踏み跡があり、ここから山に入っていきます。駐車場から歩き始めて10分ほど。
小さな川になっていて、木の橋がかけられています。ここを渡っていきます。(これは2017年なので、現在は状況が異なるかもしれません)
登山道は、始めは植林で、徐々に雑木林になりました
標高が低いので、9月では草木が茂っていますが、道はおおむね歩きやすいです。
鶏足山はコースが多いため、いくつも分岐がありますが、そのすべてに案内板があるわけではないので、注意が必要です。たとえば、この看板、たしか3差路にありましたが、鶏足山山頂方向への案内しかありません。やはり、GPSなどを有効に利用して、現在地を確認しながら進むのが安心です。→オススメのGPSスマホアプリ
さて、歩き始めて1時間ほどしたところで、岩場が登場!
岩場と言っても、巻き道があるので、さほど難しい場所ではありません。ただ、巻き道も狭い道なので、滑らないように注意して進みます。
巻き道経由で岩の上に出ると、眺望が良い場所に出ます。山のふもとの田園風景や遠くの山並みがとても美しく見えるスポットです。
岩場を過ぎると、歩きやすい尾根道になります。
森林浴してるな~という感じでとても気持ちがいいです。ここは比較的日当たりが良く、落葉樹が多いです。
ほかのルートと合流。三角点まであと少しです。
駐車場から歩き始めて1時間半で三角点に到着!ふつうは三角点が山頂にあることが多いのですが、鶏足山はこの先に山頂があるので、このまま進みます。
三角点から10分弱尾根を歩くと、祠が見えてきました。
山頂に到着!
鶏足山山頂に到着!今日は大変お天気がよくて、景色が抜群です!山頂は、さほど広くありませんが、小休止ができるくらいのスペースはあります。ただ、日を遮るものがないので、夏は暑いかも。
標高は430mと低いのですが、大変眺めがいいです。上の写真は右奥に日光の男体山と女峰山が見えています。また、栃木県の那須岳や、天気が良ければ群馬の浅間山も見えます。
山頂からは北側にも登山道があります。が、ちょっと駐車場から離れた場所に出てしまうので、またの機会に。今日は一度三角点まで戻っていきます。
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三角点まで戻ってきました。晴れた日はこちらの方が木陰があって涼しいので、休憩におすすめです。
帰りは、こちらの「富士が平山コース」から下山していきます。少し傾斜がきついのですが、落葉樹が多く、気持ちのいいルートです。
歩きやすい道です。
「富士山ここから」と書かれた案内板があります。が、富士山まではかなり距離があるので、空気が相当に澄んだ日でないと見えません。この日も見えませんでした。。
歩きやすい道を進みます。傾斜が急な箇所は、気を付けて歩きます。
良い道だな~~~
林道と交差するポイントに来ました。ここまでは山頂から下り始めて30分弱です。「富士が平山」の方向へ進みます。
山道を進んでいきます
林道との交差点から10分弱で富士が平山に到着。ちなみに、「富士が平山」と「赤澤富士(赤沢富士)」はどれも同じピークを指します。10数年前に町おこしの一環で看板や登山道を整備した際に、この紛らわしい状況になってしまったようです。このあたりの地区は「赤沢地区」というのですが、この城里町にはもう一か所「赤沢地区」があり、そちらにも「赤沢富士」があるので、注意が必要です。
わたしは、紛らわしいので、富士が平山と呼んでいます。祠があります。
この富士が平山は、江戸時代の「冨士講」の名残だそうです。
富士が平山山頂から10分ほど下ったところに、「中宮跡」という立て札もありました。
富士が平山から20分ほどで、林道が見えてきました。もうすぐ駐車場に到着です。
鶏足山山頂から1時間程度で、無事に下山してきました。
山の近くの立ち寄りスポット
鶏足山に来たら寄ってほしいのが物産センター山桜です。鶏足山駐車場から車で15分ほど。産直として、果物の時期には果物が、野菜の時期には豊富な野菜が販売されています。また、食堂では城里町で採れた「常陸秋そば」という美味しいお蕎麦が食べられます。食堂の営業時間は11:00~16:00だそうです。売店のやぶきたソフトも、地元の茶葉を使っているそうで、美味しかったです。お風呂は町のホロルの湯へどうぞ~。
秋からのメニュー、茨城県の郷土料理「けんちんそば」。具がたくさんで食べ応えがあってヘルシーです。
関連リンク
ふじはらレートについて このレートはふじはらが登った際の条件下(年、時期、天気、服装、アクセス方法等)に主観的に下した評価となります。たとえば、記事作成後に公営駐車場が整備されたとしても、記載がなければレートには反映されておりません。 あくまでも個人の感想とし、参考適度にお考えください。ちなみに、ふじはらが山行に行くのは自家用車が多めです。 |