景色がよくて、楽な山といえば、鍋割山(赤城山)/群馬県(21年12月)

登山レポート
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山の状況は常に変化します。くわしくはこのウェブサイトについて

「景色がよくて楽な山といえば鍋割山」とはずっと前から思っていたのですが
写真がなかったので記事を書けていませんでした。先日やっと、とても寒い日に行ってこれたのでレポートを書きます!

(ちなみに今回のコースが楽なだけで、他のコースや、赤城山最高峰の黒檜山はわりとキツイです)

このコースはほとんどの登山者(9割以上?)が「姫百合駐車場」からの往復ですが、
今回は「赤城山トレッキングマップ」をじっくり見て、等高線が緩やかでなだらかそうな「森林公園」からスタートしました。

ふじはらレート
好き度      ★★★☆☆・・・登山初心者にお勧め
案内板の有無   ★★★★☆・・・道は明瞭
静かさ      ★★★☆☆・・・鍋割山は賑やか、荒山は静か。
眺望       ★★★★★・・・晴れていれば抜群
駐車場      ★★★★★・・・公営駐車場、トイレあり
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今回歩いたルートはこちら

(右下の「山行記録のページへ」のリンクをクリックするとヤマレコへ移動します)

登り始めの標高 939m / 最高地点の標高 1571m
訪れた時期 2021年12月初旬
当日のコースタイム(寄り道したりすることもあるので参考程度に。)
荒山登山口発07:51 – 08:37芝の広場(東屋)08:48荒山高原 – 09:25鍋割山09:53 – 10:20荒山高原 – 11:24荒山11:34 – 11:52ひさし岩12:18 – 12:29南尾根の東屋12:30 – 13:03東屋 – 13:42荒山登山口着
歩行時間 約 4時間 40分
歩行距離 約 9.6km

アクセス

今回の発着地点の「赤城森林公園駐車場」へは自家用車やレンタカーでのアクセスとなり、公共交通機関では行くことができません。

また、車で行く際は、以下2ルートのうち、赤い色(〇)でなぞってある道の方が少し広くて走りやすいです。
水色(△)の道も舗装されていますが、ちょっと狭くて草がボーボー気味でした。

登山レポート

「赤城山」は複数ある山塊の総称です。
広~~~いすそ野を持つ雄大な山で、山岳信仰の対象でもあります。
今日は上記の2座を歩きます。

森林公園の駐車場はすでに標高が940mほどもあり、眺望が良いです。(左)
トイレはありますが(右)、汲み取り式でわたしが使用した際にはペーパーはありませんでした。(でも山にトイレがあるだけでありがたい!)

駐車場(左)はあまり大きくありませんが、15台くらいは停められそうです。
ただこの登山口、かなりマイナーなようで、この日は私の車ともう1台しかありませんでした。

(右)は登山口です。今日のコースは終始、よく整備された歩きやすい道です。

登り始めると石の階段があります。(写真左)石の階段というのは、登山道の整備として新しく作られることはほぼないと思うので、このコースはだいぶ古いのかなあと想像させられます。
また、赤城山は活火山なので、だんだん岩もゴロゴロしてきます。(右) 赤城山火山活動概要(気象庁)

ちなみに稜線まではauの電波は圏外でした。

登山口から15分ほど歩くと、ツツジの木がかなり増えました。(うねうねしている木です)(左)
こちらのページによると、赤城山はツツジの名所だそうなので、5-6月ごろにはたくさん咲くのかもしれません。(場所によってあまり咲かないツツジもありますが・・・)

この日は寒波の影響で、前日夜に少し雪がちらついたようで、地面が白いです。(右)
森の中は風はあまりありませんが、稜線はどうでしょうか。。。

登山口から45分ほどで、「芝の広場」に到着です。ベンチがありますが、めっちゃ冷たそうです。そして芝ではなく「雪の広場」になってます。。。(写真左)

芝の広場の脇に十字路があり、ここから「荒山高原」方面へ進みます。(右)

この先もツツジなどの落葉樹の多い、明るい、歩きやすい道を進みます。勾配もあまりありません。
「芝の広場」から10分ほどで、「荒山高原」に到着です。(写真右)
ここは広い広場のようになっている場所で、メジャーな登山口「姫百合駐車場」との合流点なので、ここから先は結構人がたくさんいます。(ここまではすれ違い1名のみ・・・)

荒山高原から先は眺望が最高な稜線歩きです。 (しかも起伏もあまりない)
北西側と、南東側、どちらもよく見えます。
(この日は寒波がきており、日本海側の山では雪雲が見えます。。稜線は風が痛いくらい冷たかったです。)

なんと寒そうな笹たち・・・!(左)
前方に白くなりかけの「浅間山」も見えてきました。(右)

鍋割山(なべわりやま)に到着!

なだらかすぎて山頂っぽくないですが、「鍋割山」(1332m)に到着です。
南東方面がバーーーーンと開けています。正面には浅間山もいますね。

関東平野と富士山も見えます。群馬からだとさすがに遠いですね笑
もう少し右を向くと、八ヶ岳・南アルプスも見えます。鍋割山の山頂は広くなっており、ふだんだとたくさんの人が憩っています。(この日はまだ9時半なのであまり人がいませんでした。)

20分ほど休憩し、三角形の「荒山」を目指します。(左)
また荒山高原まで戻り、そこから荒山の登山道を登っていきます。
こちらは鍋割山よりも登山道らしい登山道です。

多くの登山者は、「姫百合駐車場⇔鍋割山」のピストン山行なようで、荒山登山道は
人も少なく、静かです。

途中、登山道の脇に に「見晴らし広場」という場所がありますが、(注意しないと見逃がします笑)
基本的には樹林帯の中を進みます。
山頂が近くなってくると、ダケカンバが増えてきます。(右)

最後にゴロっとした大きな岩を越えると・・・・

荒山(あらやま)に到着!

荒山の山頂(1571m)は、樹林に覆われており、あまり眺望はありませんが
冬になると葉を落とした木の隙間からいろいろと見えます。

山頂には古そうな立派な祠があります。

山頂の一角に、大きい岩(お立ち台?)があり(写真左)、その上に登ると日本アルプス方面もよく見えました。(右)

この日はとても冷え込んでいたので、山頂で霧氷(氷点下の霧が木の枝などにまとわりついて凍っているもの)が見られました。

山頂直下は大きな石がゴロゴロしています。
前を歩いているのは地元のガイドさんで、下山までご一緒させていただきました。

荒山から20分ほど下山すると、「ひさし岩」があり、ここは日当たりがよく眺望抜群なので、山頂よりも休憩に適しているかもしれません。

たま~~にロープが張ってあったりしますが、基本的には勾配もほとんどなく、
歩きやすい下山道が続きます。
しいて難を挙げるとすれば、霜柱が解けてドロドロしている箇所があるくらいでしょうか。
ボーっと歩けるタイプのコースです。笑

何の苦労もなく、朝通った「芝の広場」まで戻ってきました。
朝は気が付きませんでしたが、芝の広場のすぐ近くに立派な東屋があり、休憩されている方がいらっしゃいました。
(数年前、夏にここで1週間?滞在していた外国人の方がいたとか・・・・笑)

このあとはまた、 赤城森林公園駐車場 まで朝歩いた道を戻っていきます。
朝は気が付きませんでしたが、松の間にアセビがたくさん生えていました。
アセビは九州から東北まで、いろいろなところで見かけますね。

荒山山頂から2時間弱で、駐車場に到着!
朝と同じく、駐車場には私の乗ってきた車1台のみでした。
本当に静かな登山口です。

おすすめ立ち寄りスポット

道の駅ふじみ
お風呂施設、直売所(品物充実!)、屋外に軽食スペースのある道の駅です。
直売所の商品が充実しており、立ち寄ると楽しいです。
群馬名物の「焼きまんじゅう」も食べられます!

定休日:毎週木曜日
夏期:9:00-18:00 / 冬期:9:00-17:00
TEL 027-288-5422

赤城神社
「赤城神社」は大沼の湖畔など、いくつかありますが、群馬県前橋市三夜沢町114に構える赤城神社がとても霊験あらたかな雰囲気でオススメです。
登山口から車で30分ほどです。
公共交通機関ですと、上毛電気鉄道「大胡駅」から、タクシーまたは、ふるさとバスで約20分だそうです。

住所:前橋市三夜沢町114
Tel: 赤城神社社務所 027-283-1268

文中に登場したウェブサイトなど。

ツツジの名所【群馬県 赤城山】(Akagi Trip)

赤城山火山活動概要(気象庁)

・前橋まるごとガイド(赤城山トレッキングマップ)

ふじはらレートについて
このレートはふじはらが登った際の条件下(年、時期、天気、服装、アクセス方法等)に主観的に下した評価となります。たとえば、記事作成後に公営駐車場が整備されたとしても、記載がなければレートには反映されておりません。
あくまでも個人の感想とし、参考適度にお考えください。ちなみに、ふじはらが山行に行くのは自家用車が多めです。

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