コロナによる登山自粛、規制解除したのか?登れるのはいつから?

登山レポート
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ご注意:このページの作成日は2020年となり、古い情報となります。リンク切れもあります。コロナ渦はこんな感じだった、という参考程度にご覧ください。

こんにちは。ふじはらです。
2020年あけて早々、新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大し、日本でも4月7日から政府による緊急事態宣言となり、登山自粛、駐車場の閉鎖等による実質禁止、のような流れになりました。

緊急事態宣言が5/25に解除された現在、気になるのは、
・いつから登っていいの?
・どこなら登っていいの?
・登るときの注意点は?

ということだと思います。

今日は、上の話題に沿って、疑問を解決していきたいと思います。

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いつから登っていいの?

緊急事態宣言が解除された5月25日、山岳四団体*から声明が発表され、その声明の中で自粛解除後の山岳スポーツ再開にむけて基本的なガイドライン(指針)が示されました。したがって、すべての登山を自粛してください、という要請は実質解除されました。

ただ、6月2日現在、緊急事態宣言は解除されたものの、「都道府県をまたいでの移動は自粛」という要請が、都道府県などの各所から出ています。
したがって、自身がお住まいの都道府県を超えて訪れる山は避けた方が無難です。
登山を観光産業としている都道府県からは、登山者に向けて以下のような「お願い」が出ています。

・長野県
・山梨県
・富山県

・富士登山オフィシャルサイト

具体的には、長野県は「入山注意報」と題して自粛要請をする山域を指定していますし、富士山は、2020年は全登山道を閉鎖すると発表しています。その他の県でも、現在の状況下における登山についての注意喚起がされています。

どこなら登っていいの?

都道府県をまたがなければ、どこでも登っていいのでしょうか?
答えはNOです。
山梨県が発表した、「登山者が徹底する5つのルール」次の一文があります。

「十分に難易度を落とした山選びをすること」

したがって、都道府県をまたがず、ふだんの登山よりレベルを下げ、遭難リスクを限りなく下げることのできる山へ訪問するのは、おおむね問題ないかと思われます。また、長野県の山や富士山のように、具体的に自粛要請されている山域もありますので、登山に出掛ける前に、自治体などのHPで下調べすることが必要です。

登るときの注意点は?

いくら登っていい山があると言っても、コロナウイルス感染症が拡がる前と、まったく同じというわけにはいかないようです。
具体的にはどんなことに気を付けて登山をすべきでしょうか?
以下は、山岳四団体*の声明における、「自粛」要請解除後の登山・スポーツクライミング活動ガイドライン(抜粋)です。

1近距離(100km圏内程度)でできるだけ都道府県を跨がない日帰り登山から始めましょう。
2体調不良(平熱を超える発熱、悪寒、倦怠感、息苦しさ、咳等)での登山は止めましょう。入山後にコロナ感染発症すると命に関わり、救助隊、収容先地元医療機関に多大の迷惑を及ぼします。
3登山は、少人数で行いましょう。(パーティーは、当面5名以内で。)
4自粛期間中、季節や地震による山容の変化、登山道の荒廃など思わぬ危険が潜んでいます。十分な登山ルートの下調べと地図、コンパスの持参、登山届けは必ず提出し、家族にも残しましょう。
5登山中でもマスクを着用しましょう。マスク着用時は、熱中症及び脱水には十分留意し、こまめに水分摂取を心がけましょう。
6登山、クライミングジムでのソーシャルディスタンスを守りましょう。一般的には2メートル前後ですが、登山中の場合は、さらに距離が必要と言われています。また、クライミングジムでは建屋構造、利用人数等で制限がありますので、ジムの指針に従って行動してください。咥えロープ、滑り止めなどもジムの方針に従ってください。
7登山山域内での買い物や、下山後の呑み会等も地元住民への感染防止の観点から控えてください。食材、飲料、緊急食などは出発前に揃えておきましょう。
8自粛中に衰えた筋力、体幹を鍛えましょう
今回の世界的新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延により、社会構造、経済が大きく変化し、それに対応する新しい生活様式の確立が必要になりました。登山もスポーツクライミングも新しい視点からの活動指針が必要です。山岳四団体でも皆様方のご協力を得ながら、安心で安全な山岳スポーツの再興を目指し努力してまいります。自粛期間中の皆様のご協力に重ねて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

リンク元URL:https://jfmga.jp/
*山岳四団体・・・公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会/日本勤労者山岳連盟/公益社団法人 日本山岳会/公益社団法人 日本山岳ガイド協会

上に書かれた項目については、最低限守り、各々が現在の状況を理解して登山を行うことで、登山中の感染拡大防止につながることでしょう。

今日は、6月2日時点での登山の状況をお伝えしましたが、今後の感染者数の推移などにより、再び規制がなされる場合もあります。
このウェブサイトでも、また状況が変わればお伝えしたいと思います。

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ふじはら

2012年、父に突然連れていかれた八ヶ岳(山梨県)登山で
登山に目覚めた人です。地方の里山めぐりも好きです。旅行が先か、登山が先か・・・ カナダ行ってたので英語もできます。
茨城県で「しろさと里山めぐり」イベントをしていました!森林インストラクター/登山ガイドⅠ

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