日帰りも可能!ゆるくて最高なトレイルの笠取山でテント泊(山梨県)

ゆるくて最高なトレイルの笠取山でテント泊 ふじはらおすすめ
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山の状況は常に変化します。くわしくはこのウェブサイトについて

お疲れ様です!!11月の3連休の翌週、今年最後のテント泊(多分)として、標高がそこまで高くない(1776m)笠取小屋でのテント泊&笠取山登山をしてきました。結果、3連休後で人も少なく静かで、ゆるめの登山が楽しめる最高なテント泊ができたのでレポートします。

ふじはらレート
好き度      ★★★★☆・・・快晴なら景色よし登山道よしテント場よし
案内板の有無   ★★★★☆・・・GPS等所持すると安心
静かさ      ★★★☆☆・・・公共交通機関無いので静かめ?
眺望       ★★★★☆・・・富士山や南アルプスの眺望は抜群
駐車場      ★★★☆☆・・・公営駐車場(小さめ)、トイレあり

アクセス     ★★★☆☆・・・公共交通機関なし
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今回歩いたルートはこちら

(右下の「山行記録のページへ」のリンクをクリックするとヤマレコへ移動します)

登り始めの標高 1320m / 最高地点の標高 1953m
訪れた時期 2024年11月中旬
当日のコースタイム(寄り道したりすることもあるので参考程度に。)
【一日目】
0852作場平駐車場出発 – 0924 一休坂分岐 – 1017 ヤブ沢峠 – 1037 笠取小屋 1122 – 1208 笠取山山頂 1246
– 1317 水干 – 1325 水場道 – 1400 笠取小屋

【二日目】
0808 笠取小屋出発 – 0913 一休坂分岐戻り – 0940 作場平駐車場戻り
歩行時間  7 時間(2日間合計)
歩行距離 約 10.2km

アクセス

バスや電車の公共交通機関でのアクセスはできず、マイカーまたはタクシーのみ。車の場合、中央自動車道勝沼ICから約37kmで作場平駐車場へ(約20台分の無料駐車場+登山口から数キロ離れた場所にも駐車場あり)。都民なら下道でアクセス可能。タクシーの場合、塩山駅から作場平まで約50分。

山のレポート

やってきました作場平駐車場!こじんまりとした駐車場(20台強?)なので、車停められるかな?とドキドキして向かったところ、なんとか空いていた1台の隙間に停めることができました。土曜日の8:50ごろ。

駐車場わきにお手洗いもあります。設備は新しそうですが、掃除の頻度が低いらしく、男子の方は悲惨な状況だったもよう。

駐車場はドコモのケータイは圏外でした。(2024年11月現在)他社は未確認。

登山道のわきにある登山口から、森の中へ、出発!

登山道はとてもしっかり整備されており、木道などが続きます。

11月中旬でしたが、とても良い時期にバッティングし、渓流沿いのモミジやカエデがそれはそれはきれいに色づいておりました。

笠取山は多摩川おおよび富士川・荒川の水源の地です。

東京都の大事な水源なのでトレイルのところどころに東京都水道局の森・豆知識のサインが立っています。

こちらはわたしがへぇと思った1枚。もともと荒地だったこの地に人はヒノキを植えたが、寒さに負けてしまったところを、寒さに強いカラマツを先に植え、それに守られるようにヒノキを植えたところ、ヒノキがよく育つようになった、という話です。

たしかに、針葉樹林の中にはところどころ葉を落としたカラマツが目立ちます。こういった目に見える森の豆知識は、もともと興味のない人の気も引きやすく印象に残っていいですね。

多摩川源流の渓流を眺めながらしばらく歩きます。

出発から30分程度で、一休坂(いっきゅうざか)分岐に到着。ベンチがあります。

どちらを進んでも山頂に向かうことができますが、(しかもどちらも渓流沿い笑)今回は登りにおすすめという、ヤブ沢峠経由で笠取小屋へ向かいます。

明るく開けた渓流沿いを進んでいきます。渓流沿いは落葉樹が多く、明るくてとても気持ちが良いです。

ここまで急登はなく、のんび~り歩いていきます。

しばらくすると天気がいいと左手に大菩薩嶺(2057m)が木の間から見えてきました。

登山開始から2時間弱(ゆるゆる歩き)でヤブ沢峠に到着!ベンチがあります。

ヤブ沢峠から笠取小屋までは15分程度。林道歩きです。

木の間から、大菩薩嶺の右手に富士山も見えてきました。胸が高鳴ります。

登山開始から2時間強(ゆるゆる歩き)で笠取小屋に到着!受付を済ませると、小屋の方が、どこにテントを張ったらよいか、水場はどこかを案内してくれます。かならず受付を先に済ませましょう!一人800円(2024年11月)でした。

テントを張り、早めのお昼を食べていると、小屋の方が屋根を塗っていました。

トイレは1-2年前に建て直されたばかりでとてもきれいで快適でした。手洗い場は小屋の入り口近くにあります。テントはこの時点で自分たちを除いて5張程度と、少なめです。ドコモの電波は弱いものの、あり。au、softbankは無さそうでした。

小屋から山頂までは道がいくつかあり、木道と、木道の左側の丘の上をいく道が平行していますが、丘の上の方が景色が良いので、登りはそちらから登っていきます。

少し歩くと、山頂の左手前に小高い丘が現れます。

こちらには分水嶺で、多摩川、富士川、荒川がどちらの方向かのサインが立っています。ここからも富士山が見えました。

11月中旬、東京はまだ20度になることもあるくらいですが、山の上は確実に気温が低いようで、ながーい霜柱がたくさんありました。

さて、笠取山の一番最初にして最後の難所(笑)急登を制してピークへ向かいます。

登り切って下を見下ろすとこんな感じ。見た目ほどきつくなかった!と言いたいところだけど、見た目どおりキツかったです。笑

笠取山 山頂(1953m)に到着!

景色がいいとドーンと富士山が出迎えてくれます。最後の急登の所要時間は約15分程度でした。

山頂はまあまあスペースがあり、10-20程度であれば滞在できそうかな、という感じ。強かったですが、やはり景色が最高なので、みんな長居しがち。

奥には南アルプスもきれいに見えます。山並みが何重にも重なる様子はとても美しいです。

みんな思いおもいに過ごしています。

登りは西からピークにたどり着きましたが、下りは東側から下っていきます。これがまた面白い、岩がちなトレイルです。ここにきて初めての岩!気を付けて進んでいきます。

山頂から5分ほど進むと、本当の山頂が現れます。 ここからも富士山は見えますが、景色や居心地はさきほどの西側ピークの方がいいです。

こちらの本当の山頂(!)の地面は岩が表面に出ており、波打った独特の形状をしていて面白いです。

シャクナゲのトンネルを進んでいきます

水干(みずひ)に到着

山頂から20-30分下ってくると、水干(みずひ)に到着します。

この小さな岩の間からの一滴一滴が多摩川最初の一滴なのだとか。

近くにはベンチもあり、良い感じ。

本日テント泊につき時間がたっぷりあるので、脇道の「水場道」へ。

5分程度下っていくと、小さな沢に出ます。ここは上の水干の直下あたりなので源流と言えるのでは。ということで水を汲んでいきました。もちろんお水はおいしかったです。

さて、小屋まで帰るどーん

笠取山では鹿が増えすぎているようで捕獲計画を実施中らしく、小屋周辺~山頂近くまで網でいたるところが囲ってありました。

帰りは木道をのんびりと。

テント場に戻るとテントは増えておらず、この日は我々を除くと10張以下でした。先週は3連休だったので、張るところがなくなるほどだったとか。3連休を避けてよかった!

水場はテント場から歩いて4分ほど。豊富に湧き出ています。

今晩のメニューはポトフ、トマトリゾット、アヒージョでした。父がいると美味しいものが食べられて幸せ。わたしと母がふたりでキャンプに行くと、カップラーメンです笑

寒さがどのくらいか、あまり理解しないで行ったのですが、この日は天気が良かったので気温も下がり、日が沈むとじきに0度ほどになりました。寒かった~。

この日の2日前、約5万円ほどの、モンベルのシームレスダウンハガー800#1(快適温度-3度)を買って

準備してましたが、寒がりなのでそれだけでは寒く、結局エマージェンシーシートを毛布替わりに掛けることで暖かく眠ることができました。

翌朝はうってかわってガスガス。

朝ごはんのメニューはスクランブルエッグ、餃子の皮のブリトー、サラダ、海鮮スープ、バゲットでした。これまた豪華。

2日目は作場平の駐車場に下るのみ。下りは往路とは別の、東側のトレイルから下ります。

まずは水場まで下りていき、針葉樹林を進みます。

往路も沢沿いでしたが、こちらのトレイルも沢沿い。さすがは水源の山!天気が悪いですが、清らかな沢沿いを歩くのは癒されます。

トレイル沿いに「源流のみち案内図」が出てきます。わー、沢だらけ。

しばらく進むと、落葉樹林になり、ふかふかの落ち葉の上を進みます。

みずならや、カエデなど。色づきも最高です。

いやはや、図らずもよき時期に来れました。ホクホク

一休坂分岐まで戻ったら、もうすぐ駐車場です。お疲れさまでした!

おすすめ立ち寄りスポット

丹波山温泉のめこい湯


大人900円、小人450円(2024年11月現在)で良質な温泉に入れます。
ぬるぬるした泉質がくせになる温泉です。

TABAテラス


名物鹿ばぁーがーなどが食べられる軽食やさん。道の駅丹波山脇にあります。

文中に登場したウェブサイトなど。

ふじはらレートについて
このレートはふじはらが登った際の条件下(年、時期、天気、服装、アクセス方法等)に主観的に下した評価となります。たとえば、記事作成後に公営駐車場が整備されたとしても、記載がなければレートには反映されておりません。
あくまでも個人の感想とし、参考適度にお考えください。ちなみに、ふじはらが山行に行くのは自家用車が多めです。

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